
といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- 【湿気に注意!】コンデンサーマイクの3つの保管方法
- コンデンサーマイクを取り扱う際の注意点3つ
本記事の信頼性
Ryota(@ryotablogger)
コンデンサーマイクの音質は抜群ですが、とても繊細で湿気に弱いというデメリットがあります。
とはいえ、「コンデンサーマイクの保管方法が分からない。」「コンデンサーマイクをお金をかけずに保管できないの?」と思っている方は多いのではないでしょうか?
今回はコンデンサーマイクの3つの保管方法を解説していきます。
本記事を読むことにより、コンデンサーマイクを湿気から守る正しい保管方法を知ることができます。
そうすることで、高価なコンデンサーマイクを簡単に壊さずに済みます。

【湿気に注意!】コンデンサーマイクの3つの保管方法
コンデンサーマイクを湿気から守って保管する方法は、以下の3つになります。
- 【格安】100均メイン
- 【2000円~】ドライボックス
- 【10,000円~】防湿庫
ちなみに僕はドライボックス(シリカゲル付き)+湿度計
を購入しました。
個人的には手間のかからない防湿庫がおすすめですが、値段も高いので自分の予算に合わせた購入を検討してみてください。
1つずつ解説していきます。

保管方法①:【格安】100均メイン
まずは、100均メインで揃える格安でコンデンサーマイクを保管する方法になります。
必要なものは以下の3つです。
- 密閉できる箱や袋
- シリカゲル
- 湿度計
コストもかからず、湿気からコンデンサーマイクを守ることができるのでおすすめです。
密閉できる箱や袋【100均】
まずは密閉できる箱や袋を用意しましょう。
もちろん100均で売っているものでOKです。
例えば、
- ジップロック
- パスタケース
- タッパ
上記のように、しっかりと蓋が閉まるものであればOKです。
シリカゲル(乾燥剤)
次に、湿気を取り除くにはシリカゲル(乾燥剤)です。
シリカゲルがなければ、湿気を吸収してくれないので絶対に買わなくてはいけないものになります。
ちなみに、コンデンサーマイクに適した湿度は30%~50%がベストと言われていますが、この数値は一眼レフカメラとも同じ数値となっているので、カメラ用のシリカゲルを購入しましょう。
僕がカメラ用のシリカゲルとしておすすめするのは、HAKUBAの強力乾燥剤「キングドライ KMC-33」です。
生石灰を使用しているのですが、40%の湿度を保ってくれます。
また、カビやサビの防止にもなるので、マイクの劣化を防いでくれます。
よくある質問:100均のシリカゲルではだめですか?
はい、絶対にダメです。
なぜなら、100均のシリカゲルはカメラやマイクに適したものではないので、湿気を極限まで吸収してしまう可能性があります。
そのため、コンデンサーマイクに適した湿度である30%~50%の湿度を保つことができない可能性が高いので、逆にマイクが壊れてしまう原因となってしまいます。
それでも安く済ませたいという方は自己責任でご使用ください。
湿度計【100均】
前項でお伝えした通り、コンデンサーマイクの湿度は30%~50%を保つ必要があります。
そこで必要となってくるのが「湿度計」です。
湿度計がないと、実際の湿度が分からず30%~50%を保つことは不可能に近いです。
湿度計も100均に売っているもので十分なので、格安で手に入れたい方は100均で購入しましょう。
保管方法②:【2000円~】ドライボックス
次は、ドライボックスを使った保管方法になります。
必要なものは以下の通り。
- ドライボックス(シリカゲル付き)
- 湿度計
ドライボックス(シリカゲル付き)
2つ目の保管方法は、ドライボックスです。
密閉する箱とシリカゲルがセットになっています。
ブランドも「HAKUBA」のものになるので安心できます。
湿度計
湿度計もHAKUBA製のものがおすすめです。
保管方法③:【10,000円~】防湿庫
3つ目の保管方法は、防湿庫です。
少し高価ではありますが、厳重に保管できて自動で湿度を保ってくれるので頻繁に手入れをする必要がありません。
また、ドライボックスや密閉容器ではシリカゲルを毎回変える必要がありますが、防湿庫は自動で湿度を保ってくれるので、湿気を気にすることなく安全に保管することができます。
唯一、デメリットを挙げるとしたら電気代がかかるということです。
とはいえ、そこまで気にするレベルの金額ではないので、手間をなくして安全に保管するのであれば防湿庫一択です。
これからマイクの本数が増えていく、面倒な手間を省いて安全に保管したいという方におすすめです。
防湿庫を購入する際には、以下を参考にして選んでみてください。
- 50L以下の防湿庫:コンデンサーマイク9本以下(一眼レフカメラが2-3台、レンズが5本程度)
- 80L以上の防湿庫:コンデンサーマイク10本以上(一眼レフカメラが5-10台、レンズが10本程度)
これから増えていく予定があるのであれば80L以上の購入をおすすめします。

コンデンサーマイクを取り扱う際の注意点3つ
コンデンサーマイクは保管方法だけでなく、取り扱いにも最善の注意が必要です。
以下の3つの注意点には気を付けましょう。
- できるだけ振動を与えない
- 音チェックする際には吹いたり、叩いたりしない。
- ファンタム電源が入った状態でのケーブルの抜き差しをしない。
本当にちょっとしたことで音質が悪くなったり、最悪の場合壊れてしまう可能性もあります。
もちろん、落とせば壊れてしまいますし、電源が入った状態でケーブルを抜き差しした場合でも壊れる可能性があります。
また、壊れるだけでなく、電気が漏れてしまい感電の原因にもなってしまうので、コンデンサーマイクの取り扱いには十分注意が必要です。

まとめ:正しい保管方法でも劣化は進みます【使わないと損】
今回はコンデンサーマイクを湿気から守って保管する方法を解説しました。
- 【格安】100均メイン
- 【2000円~】ドライボックス
- 【10,000円~】防湿庫
コンデンサーマイクを正しく保管したからといって、壊れないわけではありません。
保管するだけよりかは、しっかりと使ってあげて、通電させてあげることがマイクにとって一番の健康状態を保つ方法ではないでしょうか。